みんな口々に「子どもは一人ではかわいそうだ」という。
確かに、兄弟がいることはとても大きなことだろう。
小さな社会性を学ぶことだって出来るし、思いやりの心も育つ。
でも、やっぱり考えてしまうとどうしても二人目には消極的になってしまう。
体力的なこと、金銭的なこと。
どちらも自分の都合で、一人息子のことは考えていないのが実情だ。
相方もウチを思ってか「息子はかわいいし、一人で充分だ」と言ってくれている。
それにこの状況で二人目を授かっても幸せにしてあげられるかわからないし、
子どもを作るなら、その子が欲しくて宿したいと、
上の子が一人ではかわいそうだから作る・・・というのはおかしいと言っている。
確かにそうだ。
次の子だって一個人。
上の子のために授かるものじゃない。
本当に心から欲しくて迎えてあげたい。
でも、ウチは結局のところ、二人目を心から望んではいない。
今の生活に充分満足している。
もしかしたら、息子は兄弟がいないことでさびしい思いをすることもあるかもしれない。
いつか「どうしてウチには兄弟がいないの?」というかもしれない。
その時はしっかりと答えられる自分でありたいと思っている。
冒頭に戻るけど、義母もウチの両親も二人目を望んでいたようだ。
筋腫発見の連絡をするまでは、
実家に電話すると予定を聞かれることもしばしばだった。
でも先日、実母が「二人目を望まないのであれば、リスクの少ない全摘を選択してもいいのではないか?」と言ってくれた。
それを聞いたとき、ちょっとだけ肩の荷がおりた気がした。
前医との話し合いから子宮全摘の覚悟を決めたものの、
現在の担当医からの反対、周りの二人目を望む声・・・。
息子のことを考えていないという不安。
渦を巻いていた黒い雲間から、少し日が差したような気分だ。
次回の検診は5月末。
血液検査をして、貧血の度合いや筋腫の大きさを見る検査をする予定だ。
その状況により、そのまま経過観察か手術かが決まる。
手術をすることになれば、全摘を希望する。
これでいいのだ!
自分を信じて生きていきます。